文化的景観とは、人々の生活や生業または、自然風土の中で、長年かけてかたち作られてきた風景をいいます。
「文化的景観 (Cultural Landscape) 」は、すでにユネスコの世界遺産条約に導入されている世界的な価値基準です。日本においても平成 16年の文化財保護法の改正にともない、新たな文化財の種類に位置づけられ、特に重要な景観地を「重要文化的景観」として文部科学大臣が選定する制度が整えられました。いわば風土の重要文化財です。
「宇治市教育委員会資料“魅力ある風景を未来へ”一部抜粋」
平成 21年2月に、「宇治の文化的景観」が重要文化的景観に選定され、その中で、
【中村藤吉本店】・・・明治期の茶商屋敷の代表的な建物群として
【中村藤吉平等院店(旧菊屋萬碧楼)】・・・江戸期からの宇治を代表する料亭旅館菊屋の遺存建物として
それぞれの建造物群が、「重要文化的景観」に選定されました。

初代・中村藤吉が宇治のこの地に創業して以来、歴代の当主が大切に守り続けてきた家屋は、明治期の茶商屋敷の代表的な建物として、現在にその姿を残しています。

1818年、頼山陽の命名により多くの文人達に愛された宇治を代表する、料理旅館『菊屋萬碧楼』の遺存建物を、2006年より中村家が管理し、初代内閣総理大臣伊藤博文命名の『迎鶴楼』の外観をそのまま残し、内装のみモダンに改装して『中村藤吉平等院店』としてオープンしました。
月見台から眺める宇治川の流れや対岸の朝日山の四季のうつろいは、昔と変わらず絶景です。















