品質の違い
煎茶、かぶせ茶、玉露と3種類のくき茶がありますが、ここでは煎茶雁が音の品質の違いを記載します。

【高】葉の部分と比べて、薄く、あっさり。舌やのどに引っかからない。
【低】ほとんど感じない。

【高】葉の部分と比べて、薄く、あっさり。後味に引っ張らない。
【低】ほとんど感じない。

【高】えぐ味と、渋味が少なく、ほのかな甘味と旨味に調和している。
【低】少ない。熱湯で出すとでてくるが、刺々しさは少ない。

【高】煎茶の清らかさに、くき独特の少し青臭さを含んだ香り。高温でいれるとくき香がたつ。抜けの良い香りではない。
【低】単調なくき独特の香り。表面的ですぐになくなる。

【高】赤みや黒みが少ない。澄んだ山吹色。曇りがすくなく、透明感が強い。
【低】葉の部分よりも黄色い。あせた色調で、彩度に欠ける。煎茶の場合は風味に影響がない範囲で、多少赤みがかってもよい。

【高】くきが緑がかっており、柔らかい。茶色い部分がなく、葉の色調と似ている。
【低】くきが白く、固い。茶色い部分がある。明らかに太い。